月夜の庭で、月の石を手にたたずむ九条さん・・・
スタンドマイヒーローズのミニトーク(ログスト)、12月22日の分です。
ネタバレしてます
ふたりの感じが、すごく「ふたりらしく」て。
好きだなあ・・・と思うけど、すこしさみしい気もしたのでした・・・(●´◒`●)
スタマイミニトーク:銀色の光に照らされて
冬の夜、豪さんが九条さんを探すと、庭先にその姿がありました。

外気に触れながら満月を眺めたかったようですが、それだけではなく、

手に持っているお気に入りの月の石を、月の光で見ていたかったようです
正確には『月隕石』と呼ぶそうで・・・

月の小さなかけらなのです。
その話を聞いて・・・

宇宙を旅した石、と思うと、またいっそう意味があるような気がしますね(●´◒`●)
そんな話をしながら、二人で月明かりに立っていると、ふいに暗闇で『ガサッ』と葉擦れの音がして・・・。

思わずビクッとなった二人ですが、庭を散歩中の猫さんの立てた物音でした ,,,
和んだ豪さんですが、九条さんはすこし様子が違いました。

お気に入りの月の石を、驚いた拍子に落としてしまったようです・・・(´・_・`)
いそいで、あたりを探すものの・・・

ついに、その夜は見つけることができませんでした。
翌日
明るくなってから改めて二人で付近を探しますが、見つけることはできずにいました。

九条さんはさぞ気を落としているだろうと、探しながらも心配で仕方がない豪さんです。
でも九条さんは、探索を諦めるように言うのでした。

その顔は、心配するような憂い顔ではなくて・・・。

思わず聞いてしまうけれど、九条さんは失くした石だけが自分の月の石だと微笑むのでした。

自分の屋敷のこの広い庭の中に、大切な、たったひとつの月の石が落ちているーーー
そう思うだけで、むしろ楽しい気持ちにもなる、と。

見たり触ったりできなくても、「在るという事実」を自分が知っているだけで幸福になれる九条さん。

浮世離れしているーーーと、豪さんは思ったのでしょうか・・・。

豪さんがどう考えたか・・・・想像すると、胸がギュッとなります。
まあそれは私見が過ぎるので、ここには書きませんけども。
とりあえず・・・

想像すると、それだけで私もしあわせになる・・・(●´◒`●)
九条さんとは誕生日が一日違いです。
たぶんそういうこともあって、九条さんの感覚はわりといつもよく理解できます。
でも、豪さんの気持ちも想像はできるような気がしますね。。
九条さんのは先天的な、豪さんのは後天的な性質なのかな・・・と思います。
どちらにもかすかな諦めがあるようにも見えて、(九条さんは全くの無意識、豪さんは半ば意識してそう)、愛するものに対する反応の仕方が少し切ない気がしました.oO
でも、庭に在るのはたしかなので、それだけでやっぱり私も「愉快」でしあわせに感じちゃう派ですね・・・(●´◒`●) 人から見て、それがどう映ろうと。
