スタマイイベント：隠された輝夜姫《超復刻》

フルボイスで《超復刻》されたスタンドマイヒーローズの期間限定イベント《隠された輝夜姫》のプレイ記録と感想です。
こちらは初回にランキングイベントとして2018年11月21日から11月30日まで、今回は2020年12月25日から2021年1月4日まで開催されました。

こんにちは、野分です。

フルボイスで復刻されてシナリオも少し追加がありました。
各役者さんの声の演技の凄みをしみじみと感じて、前回泣いた部分ではさらに涙が・・・。

　【隠された輝夜姫】初回イベント時の記録

隠された輝夜姫

隠された輝夜姫《超復刻》

隠された輝夜姫《超復刻》

✨予告✨
2019年「イベント大選挙」にて１位を獲得したイベント【隠された輝夜姫】が、12月25日18時より復刻開催予定！
❣️ストーリーはフルボイス
❣️新規マップストーリーを追加
❣️SSR可愛が新登場
❣️大谷、カナメ、桧山、宮瀬のSSR+を解放

『かわいい輝夜を隠したのは、誰？』#スタマイ pic.twitter.com/0MGEEuKQ46

— 【公式】スタンドマイヒーローズ (@myhero_info) December 23, 2020

このイベントがフルボイスで復刻されることが決定したのは、2019年の9月17日でした。
あれからかれこれ・・・。
今回は『超』復刻ということで、一部のシーンが追加で収録された豪華仕様の動画です

✨特別公開✨
明日18時より、イベントマップストーリーを＜フルボイス＞で超復刻開催！

本日は、イベント【隠された輝夜姫】のストーリーを一部公開いたします🎥

この物語は幻か現か…秋月に惑わされてみませんか🌕#スタマイ pic.twitter.com/47PDwWzxbQ

— 【公式】スタンドマイヒーローズ (@myhero_info) December 24, 2020

特別に、豪さん貴公子とカナメくん使者たちとのシーンも(●´◒`●)

⭐️復刻イベント⭐️
本日より、復刻イベント《隠された輝夜姫》がスタート💫 期間限定イベントマップがフルボイスになって再登場！さらに追加ストーリーも…🌕 #スタマイ pic.twitter.com/STjhMq0JnJ

— 【公式】スタンドマイヒーローズ (@myhero_info) December 25, 2020

【御礼】
本日1月4日をもって、超復刻イベント《隠された輝夜姫》を終了致しました！ご参加頂きました皆様、ありがとうございました🌕 #スタマイ pic.twitter.com/Cy6c302bVz

— 【公式】スタンドマイヒーローズ (@myhero_info) January 4, 2021

カナメくん使者はどうなったんでしょうね・・・。

　超復刻隠された輝夜姫スペシャルログインボーナス

期間中は、年末年始のキャンペーンと合わせて、【超復刻隠された輝夜姫スペシャルログインボーナス】がもらえました。クリスタル１００個と、ハートなどもらえました(●´◒`●)

隠された輝夜姫マップストーリー

必ず戻る約束で、月から降りてきたかぐや姫。約束の日になり、月の従者たちが姫を迎えにくると、彼女は姿を消していました。行方を捜すため姫と親しくしていた貴公子たちを訪ねると、彼らは覚悟していたように、姫との思い出を語り出しますーーー。

月からの使者が現れて、輝夜姫と親しく時を過ごした貴公子たちはみな、彼女との出会いと別れを語り出します。。

志音くんは揺れる感情を抑えて彼女が好きだった曲を笛で奏でて送り・・・

豪さんは勿忘草の髪飾りを彼女の髪に挿し・・・

瀬尾さんは彼女に文字を教えて文を贈り合い・・・

桧山さんは記憶がなくなっても痛む胸を抱える覚悟をし・・・

羽鳥さんはいつものように軽く別れようとしたものの、最後の最後に本心を自覚して。
輝夜は全ての貴公子の前から去り、どこへ行くのか、誰にも教えませんでした。
・・・教えることができなかったのです。どこへ行けばいいか、わからなかったから。

前回のイベントでは、この後に語り部の男と女性が別れるところまでのストーリーだったと思います。
今回は、誠さんが一応まとめたこの物語には、別バージョンのラストもあったということで、その部分が追加されていました。

誠さんが辿り着いた結末（答え）は、納得できる形で描写することができないものだった、ということでしょう。
「感想はまた違っていただろう」という予想通り、正直に言いますと、私自身もこの部分がもし最初のイベントの時からあったら、復刻リクエストを出したかどうかわからないな・・・と思いました。
誠さんが感じている通り、この描写のままでは短すぎて唐突なこの結末を納得できないし、個人的にこのような結末が好みじゃないから。

人が一生を終えるだけの長い時間彷徨っていた輝夜は、辿り着いたある浜辺で、アイデンティティを持たない舞姫と出会います。

性別を偽り舞姫として生きてきて、今夜その立場から解放され、「自由」にしていいとここに置き去りにされた彼は、ただ与えられた役割を生きるだけで満足し、「自由」が何かを考えたことも、求めたこともありませんでした。でもこの状況（＝自由）はみんなが求める「いいもの」なんだと分かっているから、お礼を言って放られたのだという。

でも考えてみると、アイデンティティの拠り所を全て失った状態を自由と呼び喜ぶことは、自分の実感としては馴染めないようで・・・。

ここまでは、理解できました。
でも、だからと言って突如導き出されたあの行動には「う〜〜〜ん・・・」です。
あの行動は私には輝夜の非情さと思えたから。

でも、すこし考えてみました。
言うまでもなく結末に対して否定的なので、くれぐれも・・・くれぐれもご注意ください。

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もしあれが、輝夜にそれが可能だったとして、二人の肉体の死を意味するラストなのだとしたら（おそらくシナリオライターさん的にはそう描いている）、貴公子たちの想いは否定されたことになるでしょう。

桧山貴臣　スタマイ　イベント　超復刻　隠された輝夜姫

物質として存在したから触れて、その記憶が消されても、二度と確かに思い出すことができなくても、胸の痛みが、それは現実にあったことだと教えてくれる。
だから、「この先何があろうと」「輝夜の」幸福を願うと言った桧山さん。

そして羽鳥さんは、残りの４人の気持ちを代弁していました。

大谷羽鳥　スタマイ　イベント　超復刻　隠された輝夜姫

輝夜のために、輝夜が良心の呵責に苦しむことがないように、いわば心の自由を保証するために、それぞれにとって大切だった記憶を失くしてもいい、と決めた５人だったのだと。
その想いは使者の目には月人に惑わされたものとされたけど、惑わされたものでも、願った気持ち自体に嘘はないはず・・・と思うのです。真心だったと思うのです。
月人に人間の嘘が通じないなら、輝夜にもそのことだけは通じていたと思います。
だとすると、捧げられた真心を受け取って「自由」を求め旅立った輝夜が、最後にあのような決断をするというのはどういうことでしょうか。

可能性としては、使者を避けながらひとりで流離った間に、貴公子たちとそうしたほどではないにせよ、人間たちに触れることで、感情が人間的になったのかもしれません。だから自分だけのこだわり（望み）に流されたのか（人間の弱さ？）。あるいは「桔梗の君」が生きているはずがないと聞いたことも多少は影響しているのか（彷徨った時間の長さを感じた、命の限り自分を想ってくれていたらしい羽鳥さんが既に存在していないことを悲しく思った）。
それとも逆に、月人だからこそ、使者や人間の想いを顧慮せずに自分の思いを優先できたのか。。。

九条壮馬　スタマイ　イベント　超復刻　隠された輝夜姫荒木田蒼生　スタマイ　イベント　超復刻　隠された輝夜姫神楽亜貴　スタマイ　イベント　超復刻　隠された輝夜姫

輝夜には自由が何かわかったのでしょうか。
誠さんは自由をなんだと定義したのでしょうか。
少なくとも、「自由＝社会的な死」とは思っていないでしょう。アイデンティティを失った舞姫が喜んでいないし、社会とのつながり（月のも地上のも）を自分で断ち切った輝夜も満足していないから。

・・・反対に、「不自由とは生きていることそのもの」と思っているのなら、逆説的にああなるのかも。

だけどあんな最期では、輝夜の心の平安、しあわせのために大切な記憶を失ってもいいと覚悟した貴公子たちの真心があまりにも、あまりに傷ましいと私には思えるのです。
それと、輝夜自身はしていないと思ってたかもしれない約束のために、彼女を信じてこの地上を探し回っている使者たちも。

全ては巡り合わせなのだとして、それが物語だとして。それでも、ああいう答えを「私は」望まない。
苦渋の決断としてどうしてもああする（しかない心理状態に陥る）としたら、それ相応の積み重ね（理由）がなければ、受け入れられない。
あの結末を飲み込むには、何が彼女をそこまで倦怠させたのか知らなければ無理なのです、私には。

そして、月の羽衣をまとったかぐや姫が地上での記憶や人としての感情をなくす正統「竹取物語」エンドの説得力とある種の救いを、改めて新鮮に、深く感じたりもしました。。

それにしても、声優さんの声の演技は素晴らしかったですね
みなさんの声があるからこそ、さらにあの結末が嫌だったのかもしれません。。。
貴公子たちの揺れる感情、覚悟など・・・繊細に演じられていて、とても胸に迫りました。

特に子安さんの演技はずば抜けていたと思いました。
瀬尾さんというキャラは、他のみんなと同じで、文字で読むだけでもとっても魅力的で好きなのですが、キズナストーリーやプライベートで聞く瀬尾さんの声があまりにも瀬尾さんしていて、さらに好きになった思い出があります。
前回、このイベントストーリーを読む中で一番こころに響いたセリフが

あれは限られたひとときだったのだと分かった今
なおのこと、愛おしく思うよ

これなのですが、瀬尾さんが実際に話すところを聞いて、まためちゃめちゃに泣きました。
優しさや痛みや・・・いろんな感情を包み込むような穏やかさで、私の記憶もそっと撫でられていったような感覚でした。

今回フルボイスだったので、このお話に出てきた人のセリフはもちろん全員声がついていました。

出演は・・・志音くん（KENNさん）、豪さん（梅原裕一郎さん）、瀬尾さん（子安武人さん）、桧山さん（白井悠介さん）、九条さん（沢城千春さん）、羽鳥さん（内田雄馬さん）、ひかるくん（下野絋さん）、カナメくん（山下大輝さん）、槙くん（八代拓さん）、亜貴くん（山下誠一郎さん）、蒼生さん（高塚智人さん）、誠さん（竹内駿輔さん）、京介くん（西山宏太朗さん）。

月からの使者は寡黙なので、あまりセリフがなく残念でしたが・・・。
最初は無機質だったのに後からは感情が揺れてきたりする、その変化もしっかりと感じられて素晴らしかったです。

全部何度も聞き返したかったので、画面収録して保存しました。。。
大切に聞き返したいと思います。（もちろん個人的に楽しむためだけの保存です）