記憶についての、志音くんと郁人さんのちょっとした会話…⛱
スタンドマイヒーローズ(スタマイ)のミニトーク、7月1日の分です。
ネタバレしてます🙇♂️
どちらの気持ちもわかってしまうけど、志音くんの夢が美しすぎて、なんかちょっと泣きそうになりました。。
スタマイミニトーク:うつくしい記憶
大学の中庭のベンチで、いつものように眠っている志音くん。女子学生が嬉しそうに噂をしています。
『眠り王子』と呼ばれている彼は、この中庭で寝ているところを見かけるといいことがあるとまで言われているらしい。。
郁人さんが通りがかって彼女たちと話すうちに、志音くんの目が覚めてしまいました。
資料を運ぶ手伝いを頼んで、そこを離れました。
構内に入ってもまだうつらうつらしているような志音くん。寝ているわけじゃなくて、さっき見ていた夢を反芻していたのでした。
「海はきらきらしてすごくきれいで・・・」
なにそのパーフェクト・ワールド・・・。泣いてしまう・・・・。
追いかけてきてくれるのを知ってる、っていうところがもう・・・。
その話を聞いて、郁人さんは・・・
いつになく真面目なトーンで、否定的なことを言うのでした。。
この言葉を聞いて、「ああ・・・」とわかりましたけど。
でもまっすぐな心の志音くんは別に強く反応もせずに・・・
「思い出の中では、(中略)三人だけの世界だった」
そして探偵的な冷静な視点で、その可能性を認めるのでした。
その上で・・・
うつくしい記憶の価値を、ちゃんと自分で納得して大切にしていました。
それを聞いて・・・
素直に謝る郁人さん。
なのにもっともな反応を返されてしまってw
いつもの悪鬼のような(💦)罵詈雑言マシーンである自らを多少は反省した・・・かもしれない・・・ような・・・。
郁人さんは、「美化された記憶」が嫌い。
それは自分の経験とつながっていて、だからおとなげなく反応してしまったのだけど。人間が自分の感情を全く加えずにおくことはできないこともわかってはいるのです。・・・たぶんこれも経験上。(だからこそ自戒していて、ああいう反応をしてしまうんだと思いますが・・・)
だけどそれにすら志音くんは、「あたりまえだよ。ロボットじゃないんだし」と微笑むのです。
郁人さんが素直に夢の話をするなんて、あんまり想像つかないですよね。
うん、それもなんとなくわかります。
志音くんはありのままを、フラットに受け止めてくれそうだから・・・(●´◒`●)
志音くんの海の記憶、私には作ったものとはあまり思えないです。
どうしてかというと、私も2歳頃の記憶が一番古いものだから。でも私のはこんな美しい感じじゃなくて。。。
家族旅行で天草に行った時に、自分が着ている母のお手製の水玉のワンピース(姉とお揃い)が嫌だなあと思って車の中でずっと気にしていた、というようなものです。。。小さい頃は水玉が嫌いだったのです。
SAのようなところで写真を撮るために車から降ろされたのですが、歩きながら、洋服のお腹の部分に手を当てて俯いている写真があります。その時も水玉が嫌だなあ、と思っていたことをはっきりと覚えています。
それと、記憶の中に三人しかいないのも、幼い頃にはたくさんの情報を自分の中に入れることはできないというか、あっても記憶するまではないんじゃないかと個人的に思っているので、それをもって作った記憶だという証明にはならないような気もしています。
どちらにせよ、志音くんはその記憶が正しいかどうかよりも、感じていた感情、いまそれに感じる感情が大切だと自分でわかっているので、あんまり意味はないけれど。
志音くんと郁人さんの性格の違いが、すごく良くわかるミニトークでした。
郁人さんはやっぱり繊細な人なんですよね、ちょっと傷つきやすいと言うか。。傷つくことに敏感とも言えるかも。乗り越えたといっても、過去のことがあっての現在でもあるわけなので、その影響が少しもないとは言えないでしょう。
自分が大事に思っていたことでも、相手もそうとは限らない。
相手が覚えてすらないのなら、大事に思うあまり、いつのまにか事実から離れて美化してしまってるのかもしれない。
それは弱さだと思ってるかどうかはわからないけど、キャラ追加イベントで「心底どうでもいいな」と言い捨てた郁人さんが忘れられないんですよね。
『記憶』に関して、瀬尾さんとはまた違うデリケートさが郁人さんにはあって。
一方志音くんは、過去とかまだ全然わからないけど、とにかく自己肯定感が強そうな感じがします。他人が彼を傷つけることはなかなかむずかしそうというか。。肯定感が強いから、他人に左右されることはあまりなさそうで、精神的に安定している、というような印象があります。日本人的じゃないなあと思ってるんですけど、お母さんの影響なのかな。
今回の「うつくしい記憶」を知って、この印象はやっぱり間違ってないなと思いました。小さい頃の両親との関係は自己肯定感にかなり影響するし、幼い自分はふたりが追いかけてくると知っていて自由に駆け回っていた、なんて、理想的じゃないですか。。
実は揺れがある郁人さんが、何を聞いてもすとんと受け入れそうな志音くんに、自分の柔らかいところを見せてもいい(大丈夫)と感じるのは当然かな・・・と思います。実際にやるかどうかは別として。
・・・そんなことを思ったりしました。
そして郁人さんのこの腕組み立ち絵、いまはもうないですよね・・・。
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