スタマイ1周年【特別になったその瞬間、その笑顔♡】2
そしてとあるお昼頃。
公園のベンチで何かをまじめに語り合っている孝太郎さんとカナメくんを見かけて声をかけました。
以前一緒に事件を解決してからは、よく話すようになったふたり。
(【天才高校生と薬学者の小さな事件簿】)
下手なごまかしも通用してしまう(?)ほど悩んだ様子の玲ちゃんに、捜査も研究も、次のステージへ上がるには必ず壁がある、と語りかける孝太郎さん。
孝「大切なのはその壁を、行き止まりだと思わないことだ」
いつもながらの的確な励ましに、びっくりしつつもしっかり力をもらう玲ちゃん。
マジメな話をする孝太郎さんに驚くカナメくん( ´罒`*)✧”
けれど・・・
孝「覚えておいてくれ。俺はいつでも泉の味方だ」
その言葉を、あらゆる意味でブレない人だった、と感動すら覚えていた玲ちゃんに・・・
付け足して放たれたひとこと
黙って聞いていたカナメくんも、ずいっと顔を覗き込んで・・・
およそ男子高校生らしくない風格(色気)でナゾをかけてくるのです。
顔を赤くした玲ちゃんに満足げなカナメくん。
そんな彼に・・・
以前も翻弄されたことを思い出すのでした。
(【理想の花婿No.1は誰!?幸せのジューンブライド】)
悪戯っぽく笑うカナメくんをみて、すこし驚く孝太郎さん。
そうして、事件解決の重要な情報を握る九条さんへどうやったらアプローチできるか・・・、悩んだ末に、誠さんのもとへ相談を持ちかけることに。
渡部さんが意図的に隠している本質の部分を見抜いた誠さん。
蒼生さんと一緒にあらましを伝えると・・・
九条さんの人間像から、解決の糸口をたぐるように語り始めて・・・
なだめすかしたりしても無駄だと、向かうべき方向を指し示してくれるのです。
誠「本当の信念は本当の信念にのみ従う。それは君の得意とするところだろう」
いつもの体当たり玲ちゃんが九条さんには一番効く、と教えてくれました。
九条家には、ひとりで行くことにした玲ちゃん。
駅での別れ際、蒼生さんはこれだけは、という思いで、問題が起これば一緒に責任をとるつもりであることを伝えてくれました。
それは不器用な蒼生さんからの励ましと信頼。
海で見せてくれた笑顔と、今の励ましに通じるものを感じて・・・。
優しく背中を押されて、九条さんに会いにいきました。
九条さんの前で、もうなんの駆け引きもなく、思うままに話を進める玲ちゃん。
そのあまりにも無策な雰囲気に、思わず身構えてしまう九条さんです。
でも、信じる、と重ねて伝える玲ちゃんに、九条さんも情報を渡す決心をしてくれたのでした。
話の後で、庭に星を見に出たふたり。
いつかもこんなふうに一緒に星を見たことを思い出して・・・。
(【湯煙漂う オトナ♡合宿】)
また一緒に星を見られて嬉しいとストレートに言う玲ちゃんに、「怖い人だな、貴方は」と微笑む九条さん。
非情になって、優先順位を厳守するのだと、そう誓っているのに。
あまりにも純真な言葉に、いつかそれすらも変えられてしまいそうだ、とひっそり思っているのです。
けれど今は・・・
「それを、忘れないでほしい」と、玲ちゃんに、もしかしたら自分にも言い聞かせるように、線を引いて。
それでも嬉しい気持ちは本当でした。。
お屋敷の廊下で、帰りしなに顔を合わせた新堂さんは、九条さんを翻意させたことに、芯から驚いた様子です。
玲ちゃんのすることは予測がつかないし、ろくなことにならないことも多いけれど、今回のことには感謝してくれました。
やっぱり金の亡者・KIYOSHI。
でも本当に徴収する気はなさそうなんですよね。
優しいお顔で「ごめんだ」なんて言うけれど。
(【2017 Happy New Yearマップ&初夢に初詣♡イケメンだらけの年始め!】)
いつも結局は付き合いが良く、みんなの面倒をみたりしている新堂さん。
そのことを微笑ましく思って笑っていると・・・
やっぱり請求してきましたとさ∩^ω^∩